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【70代の生前整理】困りやすいポイントと解決策|心を整え、人生のさらなる充実へ
ぎっしりと洋服が詰まったタンス、もう使わなくなったお皿が並んだ食器棚……、そんな自宅を見ては「そろそろ生前整理したほうが良いかも」と思案しているところでしょうか。 とはいえ、いざ手をつけようとしても、「何からやればいいのか」「遅々として進まない」と悩む人も多いでしょう。
そこで今回は、70代の方の生前整理に注目し、困りやすいポイントと解決策をまとめました。生前整理を手際よく進める方法や、70代の親を持つ子ども向けの情報もまとめています。
生前整理は身の回りをスッキリと整え、より良い人生を生きる手段の一つです。重く考えず、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
★ 生前整理の基本や手際よく進める方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
生前整理のお手伝いをしていると、多くの方が「処分しにくい」「どうすればいいか」と口を揃える対象があると気づきます。
まずは生前整理で処分に悩むもののうち、70代の方が困りやすいポイントと解決策の一案を7つ紹介します。
嫁入りで持参した大きなタンスに、ぎっしり詰まった洋服。最後に着たのはいつだったか思い出せない、訪問着や付け下げ。サイズが合わなくなったのに、「良い革を使っているから」と置いてある靴……。
70代は、ものを大切にする精神を強く持つ方が多い年代です。「もう着ない」とわかっていても、もったいなくてなかなか捨てられないケースがよく見られます。
ただ、どんなに良い素材を使っていても、洋服や着物には流行があります。娘や孫に使ってほしくても、好みや生活スタイルの違いから、断られることもあるでしょう。
大切にしてきた洋服や着物だからこそ、ご自身の手で最後まで整理してあげるのがベストです。
<Tips>質の良い着物は「リメイク」もおすすめ 近年、若い人の間でレトロなデザインが人気を集めています。70代の方が見ると「懐かしい」「流行りではない」と感じるデザインも、若い人は「かわいい!」「おしゃれ!」と思うことも。
質の良い着物は、リメイクサービスに出してみてはいかがでしょうか。インターネットで「着物 リメイク」と検索すると、さまざまなサービスがヒットします。思い入れのある着物がワンピースや小物となって、お子さん・お孫さん愛用の品となるかもしれませんよ。
昔は、生活スタイルに合わせて収納家具を用意するのが一般的でした。70代の生前整理では、大きな食器棚やどっしりとした婚礼ダンス、桐のタンスと出会うことも珍しくありません。 昔の大型家具は良質な木材を使っているものも多く、捨てるのもしのびない……と、何となくそのまま使い続ける方も多いようです。
ただ、大きな家具があると、ものを溜め込みやすくなります。しまう場所があることこそ、洋服や着物が片付かない要因でもあるのです。
また、大型の家具は地震による転倒も懸念点です。中身とともに家具そのものも整理できれば、ものが片付き、家の中の安全性も高まります。
いつのまにか増えるものの代表が、食器ではないでしょうか。食器が好きで、つい集めてしまう人も多いはず。 そうでなくとも、「いただきものの食器やカトラリーセットが箱に入ったまま置いてある」「子ども用の食器が、子どもが家を出たあとも置いてある」といったケースは、たびたび遭遇します。
「九谷焼の良いお皿だから」「これは〇〇さんの結婚式でもらった記念のものだから」と、思い入れのある食器ほど、捨てにくいものです。
しかし、食器は処分するにも危険が伴います。体力がなくなってからでは、大きなお皿を持ち上げるのも大変です。
生前整理を思い立ったいま、厳選した普段使いの食器だけを残して、残りは思い切って整理してみませんか。
<Tips>昭和のデザインが、いま新しい! ポピー柄やオレンジストライプの炊飯ジャーが復刻されていると、ご存じですか。タイガー魔法瓶が創立100周年を記念して生産したモデルで、70代の方には見覚えのあるデザインです。
また、型ガラスや切子のグラスなど、“あの頃”の品が再注目されています。
昭和レトロな食器があれば、リサイクルショップやフリマアプリに出してみましょう。思わぬ高値で売れるかもしれませんよ。
昔は、冠婚葬祭を自宅で行ってたものです。その名残か、大勢が集まったときに必要な座布団やお膳などを残しているお宅も見られます。 「捨てるのはもったいない」「もし、自宅に集まる場面があったときに、ないと困る」といった思いが、処分を躊躇させるようです。
しかし、もうずいぶん長い間、冠婚葬祭を自宅で行っていないのではありませんか。冷静にこれからを考えたとき、20枚の座布団やお膳は、本当に必要でしょうか。現代の冠婚葬祭は、外部のホールを利用します。食事も、業者が用意します。昔のように自宅で大勢の人をもてなす場面は、ほぼないでしょう。
世代が子どもに移り、価値観も冠婚葬祭のスタイルも変わることを念頭に、来客用品も整理しておくことをおすすめします。
生前整理に着手し、意外と困るのが資産やお金関連です。
もし、これまできちんと相続されてこなかった故人名義の銀行口座や権利書などが出てきたら、大変です。家の金庫を開けてみたら、存在すら知らなかった土地の権利が出てくる可能性はゼロではありません。
故人が名義人となっている資産は、相続財産となります。相続人を集めての遺産分割協議が必要となりますが、相続人が故人になっている場合もあるでしょう。親戚の子どもの孫まで呼ばないといけない可能性も生まれ、解決に時間と手間がかかります。
資産やお金の問題は処理に時間がかかる上、トラブルの元凶にもなります。早めに着手し、しっかり整理しておくことが大切です。
子どもの五月人形やこいのぼり、ひな人形なども、片付けに困るものの代表例です。子どもも成人しており、いまさら飾る機会もないと分かってはいても、捨てるには忍びない…。
「今日こそ片付けよう」と押し入れから出してきても、人形のお顔を見ると処分する気持ちが鈍るという方も多いのではないでしょうか。
子どもに譲ろうと思っても、子どもは「七段飾りを置く場所がない」とけんもほろろ。小さいころの子どもを思い出し、溜息をつく日々かもしれませんね。人形を捨てにくいのは、やはり気持ちがこもっているからです。次項で紹介するご先祖から受け継いだものと一緒に、供養する機会をつくりましょう。
70代の生前整理では、先祖代々受け継がれてきたお品のご相談もあります。お仏壇やお位牌、過去帳、神棚などは、とりわけ整理に困ります。
子どもに継がせようと思っても、現代の家にはお仏壇や神棚を置くスペースがないことがほとんどです。
弔いのあり方や神仏との付き合い方も多様化するこれからの時代は、お仏壇や神棚をかならずしも必要としないのかもしれません。 ご先祖の思いは大切に受け継ぎつつ、生前整理を機会に片付けを検討してはいかがでしょうか。
<Tips>人形や仏具には「お焚き上げ」を
人形や仏具は、ゴミとして処分するのは気が引けるものです。たくさんの思いがつまっており、ただ捨てるだけでは心が痛みます。
そんなときは、お焚き上げをして供養しましょう。お焚き上げとは、ものへの感謝をこめて供養し、焼却する儀式です。
寺社や冠婚葬祭業者が、定期的に行っています。菩提寺や近くの神社、セレモニーホールなどに問い合わせてみてください。なお、お焚き上げは実際に見学できる場合と、できない場合とがあります。最後まで見届けたい方は、見学可能な施設に申し込みましょう。
生前整理は、思い立った日に始めたほうが良いといわれるほど、始めるに早すぎることはありません。
その理由は、次の3つです。
これまでの長い生活で集まったものの片付けは、予想以上に手間がかかります。
70代といえば、気力や体力が「若い頃とは違う」と感じる年代。少しでも元気があるうちに動いてしまったほうが、手早く済ませられます。
また、「急いで片付けたくて業者に一括で片付けを依頼したら、大切な品も持っていかれてしまった」というトラブルもあります。時間にゆとりをもって整理できれば、一つひとつの処分を自分で判断でき、納得のいく生前整理になるでしょう。
<Tips>生前整理は「コツコツ」が大切
生前整理は、一日や二日ではおわりません。「今日はここ」と場所を決め、少しずつコツコツ継続する心づもりで始めましょう。 まずは引き出し一つから着手するペースがおすすめです。
生前整理は、自分の死後に家族が大変な片付けをしなくて済むよう、元気なうちに身の回りを整理することをいいます。 「死後」というワードにネガティブなイメージを抱き、「まだ早い」と回避したくなるかもしれません。しかし、捉え方を変えてみませんか。
生前整理は、ものの片付けを通じて自分の心を整理し、残りの人生をより良いものにするきっかけです。
思い出の品を整理する中で旧友の存在を思い出し、久しぶりに親交をあたためたくなるかもしれません。若いころにやってみたかった趣味を、今度こそと始める機会になる場合もあります。
心身とも元気な70代から生前整理をはじめれば、残りの人生がもっと充実したものになりますよ。
私たちは、遺品整理のお手伝いをすることもあります。そんな時に、ご家族からよく聞くのは「遺されたものの片付けが、こんなに大変だとは思わなかった」ということ。 ご本人が亡くなっている以上、要不要の判断は容易ではありません。判断に困り、最終的に「まとめて処分」となるケースもあります。
そうならないためにも、親には元気なうちに身辺を整理をしておいてほしいですよね。ここからは、子どもから親に生前整理を切り出すときのポイントを紹介します。
親と1対1のときに伝えても、「まだまだ大丈夫」とはぐらかされる可能性があります。家族や孫が集まった機会に、大勢がいる前で切り出してみてください。 大勢の人の目がある手前、親も断りにくくなります。
また、伝える際はポジティブな雰囲気を心掛けましょう。「ものが整理でき、すっきりと生活できるようになる」「大切なものを、自分の手で片付けられる」と、生前整理のメリットを伝えると、親も前向きな気持ちになりやすいですよ。
生前整理は、年老いた親の手だけでは難しい場面も多々あります。子ども世代が手伝いを申し出、実際に手を貸すことで、スムーズに進みやすくなります。 親も、自分一人では生前整理を完了させる自信がなくても、子どもと一緒なら…と腰を上げてくれるかもしれません。
親子で一緒に生前整理をすると、大切なものの保管場所や情報を共有できるというメリットもあります。思い出の品を一緒に見ることで、家族のルーツに対する理解も深まります。
家のなかから出た不用品の処分では、便利なサービスや業者も利用しましょう。
まだ使えるものや価値があるものは、フリマアプリやリサイクルショップ、ネットオークションに出しても良いでしょう。使い慣れている子どもの手で、積極的に手伝ってあげてください。
自治体のゴミに出せないものや大型の家具、処分に困る品などは、専門業者を頼るのがおすすめです。私たちのような便利屋サービスは、ゴミの処分から掃除や片付けの作業、庭の整備まで何でもお手伝いします。
70代の生前整理に、活用したいツールやサービスを紹介します。まずは手軽に始められるエンディングノート、そして必要に応じてサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
エンディングノートは、さまざまなタイプが販売されています。自分史や履歴を書けるものや葬儀・相続について詳しく書けるもの、大切な人へのメッセージが残せるものなど、実にバリエーション豊富です。
書店で実物を手にし、記録しやすいもの、書きたくなるものを選んでみてください。
また、エンディングノートは大切な情報の備忘録としても役立ちます。銀行口座や保険、権利など、項目に沿って記入するだけで、子どもに伝えたい情報をまとめられます。
自分にとって必要な項目が網羅されたものを選ぶ視点も、大切です。
生前整理で出た不用品は、リサイクル・リユースの取り組みも積極的に利用しましょう。
70代の方のお宅には、現代では手に入らない“お宝”が眠っている可能性もあります。昭和に流行ったデザインのお皿も「レトロでかわいい」と人気が高く、ブリキのおもちゃには数万円の値がつくものも。
迷ったら、リサイクルショップに持ち込み、見てもらうのがおすすめです。以下のリサイクル・リユースの取り組みも参考にしてみてください。
資産や相続に関する内容は、専門家への相談がベストです。相続に関する法改正も多く、一般の方は把握しきれない細かなルールもあるためです。 相談内容と相談先の例は、以下の通りです。
財産の調査、財産目録の作成
相続税の計算、申告 節税アドバイス
便利屋サービスは、名前のとおり何でも手伝う業者です。生前整理の準備から片付け作業、不用品の処分まで、一括して依頼できます。
便利屋サービスを利用する際は、事前に依頼したい作業をピックアップし、見積もりを取りましょう。見積もりの金額に納得できれば、契約となります。
当日の作業量によって、追加料金が発生するかどうかも確認してください。格安の見積もりで契約させておき、当日になって高額の追加料金を請求する悪徳業者もあります。
山口県の生前整理、とくに柳井市・岩国市のご依頼は、私たち便利屋smile243にお任せください。地域に密着した便利屋サービスとして信頼厚く、リピート利用も多数あります。
便利屋smile243は、生前整理にともなうあらゆるお手伝いをいたします。
<生前整理サポート内容の例>
便利屋smile243は、網戸一枚・虫一匹から対応するフットワークの軽さが自慢です。生前整理の効率的な進め方のご相談もOK! まずはお気軽にお問合せください。
気力・体力ともある70代のうちに生前整理をしておくと、万一の際に遺された家族への負担を軽減できます。実際、遺品整理で大変だったことのアンケート調査では、「故人の荷物の片付け」が上位にランクインしています。 親の持ち物を片付けるのは、子どもにとっては心身ともに負担です。元気なうちに、自分の手で生前整理を完了させましょう。身の回りがスッキリし、残りの人生を身軽に生活できるようになります。
一人では進めにくい生前整理は、便利屋smile243がお手伝いします。生前整理にともなう自宅内外の清掃や整備、不用品の処分もお任せください。山口県柳井市・岩国市で年間200軒以上のお悩みを解決してきた実績で、円滑な生前整理を実現します。
24/07/15
24/07/01
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ぎっしりと洋服が詰まったタンス、もう使わなくなったお皿が並んだ食器棚……、そんな自宅を見ては「そろそろ生前整理したほうが良いかも」と思案しているところでしょうか。
とはいえ、いざ手をつけようとしても、「何からやればいいのか」「遅々として進まない」と悩む人も多いでしょう。
そこで今回は、70代の方の生前整理に注目し、困りやすいポイントと解決策をまとめました。生前整理を手際よく進める方法や、70代の親を持つ子ども向けの情報もまとめています。
生前整理は身の回りをスッキリと整え、より良い人生を生きる手段の一つです。重く考えず、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
★ 生前整理の基本や手際よく進める方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
70代の生前整理で困りやすいもの7選
生前整理のお手伝いをしていると、多くの方が「処分しにくい」「どうすればいいか」と口を揃える対象があると気づきます。
まずは生前整理で処分に悩むもののうち、70代の方が困りやすいポイントと解決策の一案を7つ紹介します。
洋服・着物など
嫁入りで持参した大きなタンスに、ぎっしり詰まった洋服。最後に着たのはいつだったか思い出せない、訪問着や付け下げ。サイズが合わなくなったのに、「良い革を使っているから」と置いてある靴……。
70代は、ものを大切にする精神を強く持つ方が多い年代です。「もう着ない」とわかっていても、もったいなくてなかなか捨てられないケースがよく見られます。
ただ、どんなに良い素材を使っていても、洋服や着物には流行があります。娘や孫に使ってほしくても、好みや生活スタイルの違いから、断られることもあるでしょう。
大切にしてきた洋服や着物だからこそ、ご自身の手で最後まで整理してあげるのがベストです。
<Tips>質の良い着物は「リメイク」もおすすめ
近年、若い人の間でレトロなデザインが人気を集めています。70代の方が見ると「懐かしい」「流行りではない」と感じるデザインも、若い人は「かわいい!」「おしゃれ!」と思うことも。
質の良い着物は、リメイクサービスに出してみてはいかがでしょうか。インターネットで「着物 リメイク」と検索すると、さまざまなサービスがヒットします。思い入れのある着物がワンピースや小物となって、お子さん・お孫さん愛用の品となるかもしれませんよ。
大型家具
昔は、生活スタイルに合わせて収納家具を用意するのが一般的でした。70代の生前整理では、大きな食器棚やどっしりとした婚礼ダンス、桐のタンスと出会うことも珍しくありません。
昔の大型家具は良質な木材を使っているものも多く、捨てるのもしのびない……と、何となくそのまま使い続ける方も多いようです。
ただ、大きな家具があると、ものを溜め込みやすくなります。しまう場所があることこそ、洋服や着物が片付かない要因でもあるのです。
また、大型の家具は地震による転倒も懸念点です。中身とともに家具そのものも整理できれば、ものが片付き、家の中の安全性も高まります。
食器
いつのまにか増えるものの代表が、食器ではないでしょうか。食器が好きで、つい集めてしまう人も多いはず。
そうでなくとも、「いただきものの食器やカトラリーセットが箱に入ったまま置いてある」「子ども用の食器が、子どもが家を出たあとも置いてある」といったケースは、たびたび遭遇します。
「九谷焼の良いお皿だから」「これは〇〇さんの結婚式でもらった記念のものだから」と、思い入れのある食器ほど、捨てにくいものです。
しかし、食器は処分するにも危険が伴います。体力がなくなってからでは、大きなお皿を持ち上げるのも大変です。
生前整理を思い立ったいま、厳選した普段使いの食器だけを残して、残りは思い切って整理してみませんか。
<Tips>昭和のデザインが、いま新しい!
ポピー柄やオレンジストライプの炊飯ジャーが復刻されていると、ご存じですか。タイガー魔法瓶が創立100周年を記念して生産したモデルで、70代の方には見覚えのあるデザインです。
また、型ガラスや切子のグラスなど、“あの頃”の品が再注目されています。
昭和レトロな食器があれば、リサイクルショップやフリマアプリに出してみましょう。思わぬ高値で売れるかもしれませんよ。
来客用品
昔は、冠婚葬祭を自宅で行ってたものです。その名残か、大勢が集まったときに必要な座布団やお膳などを残しているお宅も見られます。
「捨てるのはもったいない」「もし、自宅に集まる場面があったときに、ないと困る」といった思いが、処分を躊躇させるようです。
しかし、もうずいぶん長い間、冠婚葬祭を自宅で行っていないのではありませんか。冷静にこれからを考えたとき、20枚の座布団やお膳は、本当に必要でしょうか。現代の冠婚葬祭は、外部のホールを利用します。食事も、業者が用意します。昔のように自宅で大勢の人をもてなす場面は、ほぼないでしょう。
世代が子どもに移り、価値観も冠婚葬祭のスタイルも変わることを念頭に、来客用品も整理しておくことをおすすめします。
資産・お金関連
生前整理に着手し、意外と困るのが資産やお金関連です。
もし、これまできちんと相続されてこなかった故人名義の銀行口座や権利書などが出てきたら、大変です。家の金庫を開けてみたら、存在すら知らなかった土地の権利が出てくる可能性はゼロではありません。
故人が名義人となっている資産は、相続財産となります。相続人を集めての遺産分割協議が必要となりますが、相続人が故人になっている場合もあるでしょう。親戚の子どもの孫まで呼ばないといけない可能性も生まれ、解決に時間と手間がかかります。
資産やお金の問題は処理に時間がかかる上、トラブルの元凶にもなります。早めに着手し、しっかり整理しておくことが大切です。
子どもの節句人形
子どもの五月人形やこいのぼり、ひな人形なども、片付けに困るものの代表例です。子どもも成人しており、いまさら飾る機会もないと分かってはいても、捨てるには忍びない…。
「今日こそ片付けよう」と押し入れから出してきても、人形のお顔を見ると処分する気持ちが鈍るという方も多いのではないでしょうか。
子どもに譲ろうと思っても、子どもは「七段飾りを置く場所がない」とけんもほろろ。小さいころの子どもを思い出し、溜息をつく日々かもしれませんね。人形を捨てにくいのは、やはり気持ちがこもっているからです。次項で紹介するご先祖から受け継いだものと一緒に、供養する機会をつくりましょう。
先祖代々の〇〇
70代の生前整理では、先祖代々受け継がれてきたお品のご相談もあります。お仏壇やお位牌、過去帳、神棚などは、とりわけ整理に困ります。
子どもに継がせようと思っても、現代の家にはお仏壇や神棚を置くスペースがないことがほとんどです。
弔いのあり方や神仏との付き合い方も多様化するこれからの時代は、お仏壇や神棚をかならずしも必要としないのかもしれません。
ご先祖の思いは大切に受け継ぎつつ、生前整理を機会に片付けを検討してはいかがでしょうか。
<Tips>人形や仏具には「お焚き上げ」を
人形や仏具は、ゴミとして処分するのは気が引けるものです。たくさんの思いがつまっており、ただ捨てるだけでは心が痛みます。
そんなときは、お焚き上げをして供養しましょう。お焚き上げとは、ものへの感謝をこめて供養し、焼却する儀式です。
寺社や冠婚葬祭業者が、定期的に行っています。菩提寺や近くの神社、セレモニーホールなどに問い合わせてみてください。なお、お焚き上げは実際に見学できる場合と、できない場合とがあります。最後まで見届けたい方は、見学可能な施設に申し込みましょう。
思い立ったが吉日!生前整理は早い方が良い理由
生前整理は、思い立った日に始めたほうが良いといわれるほど、始めるに早すぎることはありません。
その理由は、次の3つです。
これまでの長い生活で集まったものの片付けは、予想以上に手間がかかります。
70代といえば、気力や体力が「若い頃とは違う」と感じる年代。少しでも元気があるうちに動いてしまったほうが、手早く済ませられます。
また、「急いで片付けたくて業者に一括で片付けを依頼したら、大切な品も持っていかれてしまった」というトラブルもあります。時間にゆとりをもって整理できれば、一つひとつの処分を自分で判断でき、納得のいく生前整理になるでしょう。
<Tips>生前整理は「コツコツ」が大切
生前整理は、一日や二日ではおわりません。「今日はここ」と場所を決め、少しずつコツコツ継続する心づもりで始めましょう。
まずは引き出し一つから着手するペースがおすすめです。
モノだけではない!70代の生前整理は心を整理するチャンス
生前整理は、自分の死後に家族が大変な片付けをしなくて済むよう、元気なうちに身の回りを整理することをいいます。
「死後」というワードにネガティブなイメージを抱き、「まだ早い」と回避したくなるかもしれません。しかし、捉え方を変えてみませんか。
生前整理は、ものの片付けを通じて自分の心を整理し、残りの人生をより良いものにするきっかけです。
思い出の品を整理する中で旧友の存在を思い出し、久しぶりに親交をあたためたくなるかもしれません。若いころにやってみたかった趣味を、今度こそと始める機会になる場合もあります。
心身とも元気な70代から生前整理をはじめれば、残りの人生がもっと充実したものになりますよ。
【子ども世代向け】70代の親に生前整理を切り出すには
私たちは、遺品整理のお手伝いをすることもあります。そんな時に、ご家族からよく聞くのは「遺されたものの片付けが、こんなに大変だとは思わなかった」ということ。
ご本人が亡くなっている以上、要不要の判断は容易ではありません。判断に困り、最終的に「まとめて処分」となるケースもあります。
そうならないためにも、親には元気なうちに身辺を整理をしておいてほしいですよね。ここからは、子どもから親に生前整理を切り出すときのポイントを紹介します。
POINT1. 家族が大勢いる場所で、ポジティブな雰囲気で切り出す
親と1対1のときに伝えても、「まだまだ大丈夫」とはぐらかされる可能性があります。家族や孫が集まった機会に、大勢がいる前で切り出してみてください。
大勢の人の目がある手前、親も断りにくくなります。
また、伝える際はポジティブな雰囲気を心掛けましょう。「ものが整理でき、すっきりと生活できるようになる」「大切なものを、自分の手で片付けられる」と、生前整理のメリットを伝えると、親も前向きな気持ちになりやすいですよ。
POINT2. 自分も整理を積極的に手伝うと申し出る
生前整理は、年老いた親の手だけでは難しい場面も多々あります。子ども世代が手伝いを申し出、実際に手を貸すことで、スムーズに進みやすくなります。
親も、自分一人では生前整理を完了させる自信がなくても、子どもと一緒なら…と腰を上げてくれるかもしれません。
親子で一緒に生前整理をすると、大切なものの保管場所や情報を共有できるというメリットもあります。思い出の品を一緒に見ることで、家族のルーツに対する理解も深まります。
POINT3. 便利なサービスや業者を利用する
家のなかから出た不用品の処分では、便利なサービスや業者も利用しましょう。
まだ使えるものや価値があるものは、フリマアプリやリサイクルショップ、ネットオークションに出しても良いでしょう。使い慣れている子どもの手で、積極的に手伝ってあげてください。
自治体のゴミに出せないものや大型の家具、処分に困る品などは、専門業者を頼るのがおすすめです。私たちのような便利屋サービスは、ゴミの処分から掃除や片付けの作業、庭の整備まで何でもお手伝いします。
70代の生前整理で活用したいツール・サービス
70代の生前整理に、活用したいツールやサービスを紹介します。まずは手軽に始められるエンディングノート、そして必要に応じてサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
エンディングノート
エンディングノートは、さまざまなタイプが販売されています。自分史や履歴を書けるものや葬儀・相続について詳しく書けるもの、大切な人へのメッセージが残せるものなど、実にバリエーション豊富です。
書店で実物を手にし、記録しやすいもの、書きたくなるものを選んでみてください。
また、エンディングノートは大切な情報の備忘録としても役立ちます。銀行口座や保険、権利など、項目に沿って記入するだけで、子どもに伝えたい情報をまとめられます。
自分にとって必要な項目が網羅されたものを選ぶ視点も、大切です。
リサイクル・リユースの取り組み
生前整理で出た不用品は、リサイクル・リユースの取り組みも積極的に利用しましょう。
70代の方のお宅には、現代では手に入らない“お宝”が眠っている可能性もあります。昭和に流行ったデザインのお皿も「レトロでかわいい」と人気が高く、ブリキのおもちゃには数万円の値がつくものも。
迷ったら、リサイクルショップに持ち込み、見てもらうのがおすすめです。以下のリサイクル・リユースの取り組みも参考にしてみてください。
税理士・司法書士・行政書士など
資産や相続に関する内容は、専門家への相談がベストです。相続に関する法改正も多く、一般の方は把握しきれない細かなルールもあるためです。
相談内容と相談先の例は、以下の通りです。
財産の調査、財産目録の作成
相続税の計算、申告
節税アドバイス
裁判所に提出する書類の作成
相続人の戸籍調査
遺産分割協議書の作成
預貯金や不動産の名義変更
遺言書の作成サポート
遺言内容の執行
遺産分割協議書の作成
預貯金・有価証券・自動車の相続手続き
便利屋サービス
便利屋サービスは、名前のとおり何でも手伝う業者です。生前整理の準備から片付け作業、不用品の処分まで、一括して依頼できます。
便利屋サービスを利用する際は、事前に依頼したい作業をピックアップし、見積もりを取りましょう。見積もりの金額に納得できれば、契約となります。
当日の作業量によって、追加料金が発生するかどうかも確認してください。格安の見積もりで契約させておき、当日になって高額の追加料金を請求する悪徳業者もあります。
山口県柳井市・岩国市の生前整理なら「便利屋smile243」にご相談ください
山口県の生前整理、とくに柳井市・岩国市のご依頼は、私たち便利屋smile243にお任せください。地域に密着した便利屋サービスとして信頼厚く、リピート利用も多数あります。
便利屋smile243は、生前整理にともなうあらゆるお手伝いをいたします。
<生前整理サポート内容の例>
便利屋smile243は、網戸一枚・虫一匹から対応するフットワークの軽さが自慢です。生前整理の効率的な進め方のご相談もOK!
まずはお気軽にお問合せください。
まとめ
気力・体力ともある70代のうちに生前整理をしておくと、万一の際に遺された家族への負担を軽減できます。実際、遺品整理で大変だったことのアンケート調査では、「故人の荷物の片付け」が上位にランクインしています。
親の持ち物を片付けるのは、子どもにとっては心身ともに負担です。元気なうちに、自分の手で生前整理を完了させましょう。身の回りがスッキリし、残りの人生を身軽に生活できるようになります。
一人では進めにくい生前整理は、便利屋smile243がお手伝いします。生前整理にともなう自宅内外の清掃や整備、不用品の処分もお任せください。山口県柳井市・岩国市で年間200軒以上のお悩みを解決してきた実績で、円滑な生前整理を実現します。
0820-28-0977
【受付】24時間 年中無休